【短編】ありえない結婚生活?!




完全なる待ちぼうけ。


時計の針はとうとう9時をすぎた。


刻々と私の誕生日が終わりに近づいてる…………。




さすがに

外食して誕生日を祝うという私の数々の妄想は完全に打ち砕かれた。




「…まさか?」


いやいやそれはないない。


頭をブンブンふった。


いくら蓮でもそれはない。


大切な嫁の誕生日を忘れるはずがない。



仕事忙しいのかな?
電話してみようかな?



仕事中は緊急な用事がない限り電話はかけないようにしている。


メールならいいのだろうけど…


蓮は超がつくほど不精。


メール嫌い。
要するに面倒くさがりなんだけど…