梨沙は、その場に残り、 「オバさん、今日、 泊めてもらっていい?」 梨沙は佐紀を見て、 一人にはしておけないと、思っていた 「あら、いいわよ。 じゃあ、支度するわね」 佐紀のお母さんは、部屋を出る時、 「リサちゃん、ありがとう。 サキのこと、頼むわね」 そういって、出て行った。 その晩梨沙は、佐紀とは、 ほとんど話すことは無かったが、 ずっと側にいて、見守っていた。 佐紀も、梨沙がそばにいる安心からか、 スッと、眠りに入った。