「え!だからあんなに早く移動出来たのかぁ…」



私は埃まみれになった制服を脱いだ



「ちょっとほろってきますね。」



光平と樹がピシッと固まった




「楓ちゃん、廊下にまだあいついるかもしれないんだよ!」



樹が楓を止める




……あー!


そう言われれば…忘れてた。




「す、すいません…。」



私が謝ると、光平が面白そうにクツクツと笑った



「楓がそんなんだから変な虫がくっつくんだぞ。」




……う。…