さっきまで私より出口から離れてたのに…なんで!?



「何逃げようとしてんの?」



竜はドアの鍵を閉めた





「え?今そっちにいたのに…!」



「あのね、僕は先輩に用があって来たんだよ。」



一歩一歩と距離を縮めていく






「率直に…」






ネクタイを揺らしながら顔をぐっと近づけ、竜はニッコリと笑った




「君の体が欲しんだ。」