「僕たちは、その麒麟の血を受け継いでいるんだ。」



そう言って私の方を向く




あ、じゃあ動物とかではないのかな?



「そういえば、僕たちって言ってましたけど他にもいるんですか?」




「仲間は学校で楓ちゃんと僕だけかな?」




先輩は少し寂しそうな顔をした



「僕たちはもう麒麟の血が薄いから姿が変わったりはしないんだ。」





…じゃあこの血はいつか消えてしまうのかな…?





先輩はのそのそと緑のネクタイをつけ始めた




「そうだ、他に聞きたいことない?」




緑のネクタイを…やっぱり3年生だったんだ…



ていうか3年生以外考えられないじゃん



一人で突っ込んでみる