「だから…私に構わないで……?じゃないと、殺されちゃうよ…?」 「…バカ野郎」 和人は、着ていた黒のコートを奏に被せた。 「何でそんなに震えてんだよ!本当は助けてほしいんだろ?」 確かに、なぜか身体がブルブル震えていた。 何で震えているの? 聖はここにはいないのに。 「1つ、聞かせてくれ。…お前は助けてほしいか?」 …助けてほしいかって? そんなの、考えた事なんてない。