…渋々と財布を取り出すと、 連中のリーダーっぽい女が 手に持っていた財布を無理矢理奪い取った。 そして、 財布の中を覗くなり舌打ちをした。 「たった2千しかねぇのかよ?つまんねー」 「えー、少なくない?まっ、仕方ないか。地味なのはこいつだけじゃなくて金もなんだからー」 「アハハ、それウケる~!」 連中たちは、気高く笑い 私をバカにしながらその場を去った。