麻央は気にする事なく、俺を家の中へと促す。




「くぅ、入って?」



「お邪魔します…。」




中に入っていくと、俺が使っている別宅と造りが何となく似ていた。




「久美はそこに座って〜。」




自分が座っている斜め横のソファーを指差す惠。




「うん。ありがと。」




言われた場所にクマのリュックを抱えて座る。