ー君は俺の光ー[1]


もー、何な訳?



ぷぅと頬を膨らましジト目で助手席の先輩を見る。




「ごめ〜ん。」




そう言ってはいるがまだ笑いは収まらないようで…。



ハァ…とため息をつき座席に深く座り窓の方を向いた。




「出して。」




隣りに座る先輩の声に振り向く。



すると、さっきまで笑っていた運転手さんは「解りました。」と言って車をゆっくりと走らせる。



先輩が俺をジッと見る。