女の名前だと思い込んでいた俺はくぅを迎えに来たヤツがセンリだという事をそこで知る…。



ソイツは俺たちを見つけるや否やくぅを怒鳴りつけ泣いて謝っているにも拘らず有無を言わさず腕を掴み足早に去ろうとした。



俺を睨み付けながらな。



必死に抵抗するくぅをどうしてやる事も出来ずに「必ず迎えに行く。」とだけしか言えなかった。



くぅを乗せた車が走り去って行くのを、ただ…ただ見ていた……。