ー君は俺の光ー[1]


何が違うのだろうか…。



困惑顔をくぅに向ける。




「違う…。僕は…僕は男の子じゃないっ。」




そう言ってまた俯いて泣いた。



……俺は言葉が出なかった。



6歳の俺には外見は男の格好をしたくぅから出た言葉は難しくて理解出来なかったからだ。



黙ったままの俺を他所にくぅが話出す。




「おじい…ちゃんが…僕に男の子の格好させて、喋り方も変えろって…。おねーちゃんは…そのままなのに…何で僕だけ…こんな事しなくちゃ…いけないのかなぁ…?」