ー君は俺の光ー[1]


俺は西の人間。



西側を仕切っている珀狼会・哀河組12代目の組長、哀河 茂ーあいかわ しげるーの孫で訳あって東側に来ている。



勿論、東の親父には挨拶に行き許可は取ってある。



但し”麒麟”という族に入る事と西の人間とバレないように言葉遣いなどを直す、というのが此処にいる条件として出された。



言葉遣いを直すのは容易ではなかったが、目的の為に何とか出来た。



因みに、惠も西の人間。