ー君は俺の光ー[1]


「…ん~。なんか妙にフワフワすると思ってたら熱のせいか。なるほど。」




そう言いながらも玄関に入って足を拭いてやっている間ちょこんと座って大人しくしていた泉李。



拭き終わった後は少しフラフラしながら俺が動く度に後ろをちょこちょこと引っ付いて回られた。




「…あのな、泉李。引っ付かれるとやりずれぇし大人しく寝とけよな。」



「目離すといなくなるからヤダ。」




…なんだ、その理屈は。ガキか。




「どこにもいかねーし。ほら、ベッドの上座って服脱いで。汗かいてっから体拭いて着替えんぞ。」



「ん…解った。脱がして。」