隣りのベッドに誰かが寝ていて、しかもそれが麻央だとは思ってもいない久美はなおも独り言をブチ撒けていた。



朝からの一連の出来事を忌々しそうに語る久美はある疑問を吐露する。




「アイツ、いつ熱が出たんだろ。」




思い返してみると、朝はいつも通りだったしジャージ買いに教室出るまでも変わりなかったと思う。



なんだかんだで3時限目までサボッたからやぱその間だよな?




「3時限目終わって屋上から奏多と戻ったらブラック全開だったもんな。」




でも、俺見っけたら消えた。ブラックが。