ー君は俺の光ー[1]


教科担の返事も聞かずに俺を連れて行く泉李。



勿論、姫抱っこでな!



奏多の教室の前を通った時目が合った。



パッと見、真顔のように見えた奏多の顔は微かに口角を上げて笑っていたのは見間違いではない、と俺は確信している。



くぅっ!



屈辱的な姿を見られてしまったではないか…。



泉李の顔を、くそーくそーくそー!なんて思いながら見上げてたらいきなりキスされた。