ー君は俺の光ー[1]


椅子に座ってからも石化したままの俺は泉李の顔なんて見れる筈もなくただ前を向き置物のように座っていた。



不意に頭に乗った手。



何をされるのか予想出来ない訳じゃないが疑問符を浮かべ泉李の顔を見ると、笑顔。



え?え?ちょ…ちょい待て、ちょい待て、泉李さん?



何故、ずっと笑顔なんだ?




「泉っ……「授業始めるよー。」」




タイミング良く入ってきた教科担に邪魔をされ、渋々黙ざるを得ない。