「そそそそんな事はないのだよ、奏多くん。」



「明からさまにどもってんじゃねーか。」



「いやいや〜、何を仰いますやら。あはは。」




あぁ…前方からはさっきよりもニヤつき顔の奏多、後方からはドス黒いオーラを放ちながら見ているであろう泉李。



冷や汗が背中を伝う。



ピンチ、俺、ピンチっす。助けてっ、誰か!




「綿瀬。」



「な、何だよ。」