ー君は俺の光ー[1]


コン コン コン…



不意に鳴ったその音で我にかえる。



…思っていたよりも随分と長い間考えていたらしい。



音の鳴った場所へと向かうと柏木が立っていた。



着替えて直ぐに向かう事を伝え足早に自室へ向かった。



今日はお気に入りの制服を着用せず、紺色の制服に袖を通す。



視力が悪い俺はいつもコンタクトをしてる。時間がない為ウェリントンを掛け部屋を出た。