「さっき、ひーくんが帰る前にケータイで話をしていた時、出てきた名前が気になりまして…。これです。」




新たに開いたページには、泉李のプロフィールが載っている。




「親父と従兄弟…?久美のと何ら変わりばえしないねぇ…。」




そういうと惠は少し考えるような仕草をしながらタバコをゴソゴソと取り出し火を点ける。




「でもさー、それがどーしたよ?仮にヒサヨシとソイツが従兄弟同士だったにしても、別に問題ないんじゃないのー?」