「おい…クミ、聞いてんのか?」 「ちゃ、ちゃんと聞いてる…よ?」 「…1分以内に、そこから出て来い。」 「へ?あ、まっ……。」 ……切れた。 はぁぁ…。 俺の話もさ、ちゃんと聞いてくれてもいんじゃね?泉李さんよ…。 アイツは何であんなに自己中なの? …なんて考えてるヒマなかったっ。 ヤバい、早く出ていかねーとブラック泉李、マジ恐いんだよ…。 スマホをジャケットになおして、皆の方を向く。