ー君は俺の光ー[1]


「…だからさ、お前は今何やってんの?って聞いてんの。」



「な、何してると言われても…。」




ハッキリしない俺に対し、更に機嫌が悪くなる。




「………チッ。今すぐ倉庫から出て来い。」



「え?な、何で「判るに決まってんだろ…。何の為にGPS付いたケータイ持ってんだよ、お前は。」




……そうだった。



存在をすっかり忘れてた。



俺に何かあった場合を考えて、ガラケーだけでいーのにプライベート用のスマホも泉李が勝手に”機能ON”にしたんだった…。