初対面だしどこかで線を引かれるのは解ってるからな。了解、とだけ言っておこう。 「…くぅ?そろそろ行こっか。」 「うん。泰稚、またね?」 泰稚に軽く頭を下げ、歩き出した麻央の後ろをまた着いて行く。 「はい。また…。」 ________ __________ カンカンカンとリズムよく足音を鳴らし、麻央が2階の部屋へと上がって行く。