-みんなから、周りのできた兄弟といつも比べられ、絵を描く事しか取り柄の無かった私に、あんたの描く絵、好きだよって言ってくれたの、静だけだった…

良いに決まってるじゃない、こんな結末…

もう二度と、不幸になるんじゃないよ、静…-

両目に涙を浮かべながら、京子はいつまでも、輝きの魔術師達を見つめていた。