幕末妖怪物語*

「え~、帰っちゃった。」

沖田さんは、残念そうに言う。

そして、団子を食べ始めた。

「神季君は食べないんですか?」

沖田さんは、まだ一本も食べてない僕に言う。

「………持ち帰っても良いですか?」

ここだと、あまりにも目立つ。

「そう言うことですか……。」

沖田も気づいたようだ。

今は、ちょうど昼時。

町をたくさんの人が歩いてる時間帯。

そのせいか、視線が僕に集まるのだ。

「残った団子は、屯所に持ち帰りましょう。」

沖田さんは、そう言うとお店の人に団子を包んでもらう。

と言っても、20本も沖田さんは食べてしまった。

いつの間に?と思ったが、あえて突っつまなかった。

ー*ー*ー*ー

屯所に戻って、自室に行く。

手には団子の入った包み。

「はぁ。」

本当は、貰うつもりなんか無かったんだけど……

”これは、神季君にあげます。ついでですか、黒猫の文も。食べた感想、教えてくださいね”