山崎はしまったという顔をする。

遅くない?

「と言うことで、ご登場お願いしま~す。」

『え!?』

沖田のいきなりの言葉で、山崎と同時に声を上げる。

その反応を見てにやりと笑う沖田。

い、嫌な予感。

「土方さ~ん」

ですよね~。

目の前に現れたのは、殺気満々の

「お、鬼方さん。」

「あ"ぁ"?誰が鬼方だって?」

うわぁ、小声でつぶやき程度にしか言ってないのに、聞こえてたよこの人!!

「おい、山崎なんで神季にみつかってんだよ!そして逃げんな!」

山崎は、僕が怒られてるのを良いことに逃げようとしていた。

「逃げるとは良い度胸だな。」

土方はそう言うと刀に手をかける。

「覚悟しろ山崎。」

「ぎゃぁぁぁぁああ!」

逃げる山崎を追いかける土方。

「あ~あ、行っちゃった。」

それを見て残念そうにする沖田。

「楽しいですか?」

土方で遊んで。

後半は口に出さない。