幕末妖怪物語*

先に黒猫が自己紹介をする。

「今日からお世話になる、輝夜黒猫です。黒猫って読んでさい。」

兄弟設定だから、黒猫にも名字を付けた。

僕のだけど……

はぁ、次は僕か。

さっきから、黒猫よりも僕に集まる視線。

まぁ、理由は目だろうね。

「輝夜神季です。黒猫の弟です。よろしくお願いします。」

僕は淡々と言う。

「神季は、見ての通り目が使えない。」

そんな僕を見かねて、土方さんが説明してってくれる。

「だが、俺の小姓をしてもらう、黒猫は一番隊兼沖田の小姓だ。」

視線が興味から哀れに変わる。

何で?

「副長の小姓?」

「只でさえ目が使えないのに?」

「不運だな。」

どう言うことだ?

『絶対こき使われる!』

あ、そう言うこと。

でも、良いのかな?

思いっきり聞こえてるけど。

もちろんあの人にも......。