「何で起きてんの?」

「煩かったから?」

……………。

「で、沖田さん何をするんですか~。」

『なんで、俺らを睨むの!』

煩い声をあげる、原田・永倉・平助。

あ~煩い、煩い。

「まず神季君は、目に包帯を巻いて下さい。」

「で、神季君を目立たなくするために!二人は兄弟になってもらいます!」

それで……目立たなくなるのか?

「にゃんこは強くてここに入隊。神季君は、入隊試験は合格したけど、目を怪我してしまったみたいな?」

楽しそうに笑う沖田。

今思ったんだけど………

「沖田さん……これって、僕達をみて楽しむために考えたでしょ?」

「正解です♪」

「てか、それだけで隠し通せるんですか?」

「無理だと思いますよ?」

なんだそりゃ………。

「とりあえずは、目のことが隠せれば良いんです!」

沖田は人差し指を立てたてて、僕の顔の前に突き出す。

「あとは、神季君が人前に出ず、引きこもれば良いだけです!」