幕末妖怪物語*

僕と平助がしゃべってる傍らで……

「にゃんこってなんの妖怪何ですか?」

「……………」

「あ、猫又とかですか?」

「……………」

「無視しないでくださいよ~にゃんこ~」

「…にゃんこって言うな!」

変な会話が続いていた。

ま、気にしたら負けだ。

何が負けなのかはわからないけど……。

「そう言えば、何で黒猫って神季の事様付けなの?」

平助って、絶対思った事すぐ口に出すタイプだよね?

「俺の尊敬する人だから?」

いやいやいや、そこ最後に”?”つけるなよ!

「え……にゃんこが師匠なのに弟子の神季君が、尊敬する人なの?」

沖田………”え”って何だよ!

「確かに俺が師匠ですが、それは剣術だけであって、他は劣ります。」

なんか……照れ臭いんだけど?

「例えば何が劣るの?」

平助が興味深々な顔で聞く。

「例えば………」

僕も思わず聞き耳をたてる。