幕末妖怪物語*

だとしたら、モノノケの里の奴等は何してんだ?

誰にもばれないようにやんのが、里の掟のはずなのに……

僕は、ずっと黙ってる黒猫を見た。

僕の考えを言おうかと思って。

が………黒猫は座ったまま眠りの国へ

呑気過ぎだろ!!

もう黒猫はほっとく。

って………あれ?

新撰組に極秘に命令?

「なんで、陰陽師じゃなくて新撰組に?」

普通、ほぼ生身の人間に頼むより陰陽師に頼んだ方が早いでしょ?

ま、そうなると困るのは僕だけど。

「陰陽師のほとんどが長州の奴等なんだよ……」

山南じゃなく、土方が代わりに言う。

「え……そうなの?」

初耳なんだけど?

「え……神季様知らなかったの?」

「え……。」

今黒猫から信じがたい言葉が……

「黒猫知ってたの?」

「はい。」

早く言えよっ!

てか、起きてんのかよっ!

僕は、心の中で突っ込む。