幕末妖怪物語*

「普通の人ですが?」

逆に、それ以外無いじゃん?

「いきなり妖怪のこと質問してくる人の、どこらへんが普通の人なの?」

沖田は、ニッコリ笑って聞いてくる。

僕には、この笑顔が怖く感じるが、気のせいか?

「質問を変える。お前は、何故妖怪と一緒に居る。」

………答えなきゃダメ?

僕は、目で黒猫に伝える。

「ハァ………土方さん」

黒猫は、ため息をつきながら土方を呼ぶ。

「なんだ……。」

「神季様の瞳の事は、知ってるでしょう?」

土方達は、皆頷く。

「小さい頃から妖怪が見えるため、俺と神季様は小さい頃からずっと一緒に居ました。だから、必然的に今も一緒に居るんです。」

なんで、一瞬でそんな嘘を思いつくんだ……?

「じゃあ、何で僕らの名前を知ってたの?」

それには、ちゃんと答えを考えてる。

「僕は、目が合った人達の情報を知る事が出来る。」

「え?そんな能力なの!?」

藤堂は、目を丸くして言う。

………もちろん、嘘だけど?