実際は、人に化けた妖怪達。

逆に、この里には人間は一人だけ。

でも、毎日遊びに来る人が居るんだ。

それは___

「神季~遊ぼうぜ!」

「お前は子供か?沖田。」

彼は、沖田想夜(オキタ ソウヤ)歴史好きの暴れん坊。

「相変わらず、冷て~。」

「そんな、拗ねた顔をしても知らん。」

沖田は、僕の唯一人間の友達だ。

因に、事情も全て知ってる。

僕は学校を行ってないから、勉強も教えてくれる。

僕より3歳年上らしいが、精神年齢をどうにかして欲しい。

「とりあえず、今から僕はご飯を食べる。それまで、大人しくしててくれ。」

ここまで、言わないと暴れるかもしれない。

「神季~、お前心の中で、俺の事けなしてない?」

「………してない。」

「今の間は何だよ!」

僕は、いい加減鬱陶しくなり、無視して歩いていく。