幕末妖怪物語*

二人は、ビクリとすると僕らを見る。

そして、男の子は男の後ろに隠れる。

うん。まぁ、それは良いと思うよ?

「さて、何から聞こうかな?」

僕がそう言うと、またコソコソする二人。

何なの?

「とりあえず、名前を教えてよ?」

平助が、僕の変わりに聞いてくれる。

「黒猫」

男のほうが、黒猫。

「後ろのもう一人は。」

一君が、鋭い声で言う。

「か、輝夜 神季。あ、あなた達は?」

あ~あ、怯えちゃってるじゃん?

僕は、名乗っても良いんだけど、土方さんが煩そうだから……

「んー、それは後で。まずはついてきてくれない?」

「何処にですか?」

僕は、ニコリと笑いながら、

「僕等の屯所に。」

と、言う。

色々と知りたい事が、あるしね?

ま、断っても連れていくから?