そんな妖怪を守るのは、我らが輝夜一族だった。

我らが一族は、妖怪が見え、

不思議な能力を持っていた。

能力は、人によって違うが、大抵は親の遺伝だ。

そうして、守った妖怪を隠す場所が、ここ

モノノケの里。

ここは、先祖様の結界が張ってあり、普通の人は入って来れない。

僕も能力者だけど、何の能力かは、いずれ話すよ。

因みに、一族はもう僕一人。

だから僕がこの里を守ってるんだ。

と、説明はこれぐらいにして……

「お腹すいた。」

さっきから、めちゃくちゃお腹がなってる。

「お嬢様、ご飯は隣の部屋に置いてあります。」

「ありがとう、小雪。」

僕は、小雪にお礼を言うと、すぐに隣の部屋へ行く。

頭の中は、ご飯でいっぱいだった。

僕が、自分の部屋から出ると

『おはようございます!神季(お嬢)様!』

何人かの人に挨拶された。

て、言っても皆人じゃ無いけどね?