平助は”何で?”という顔をする。

もしかして、説明しなきゃいけない感じ?

めんどくさいなぁ~

「一君が居た方が、冷静に判断出来るし走るの早いでしょ?」

僕が、そういうとやっと平助は納得したようだ。

いくら一君が、速くても追い付かない可能性のほうが、今は高い。

どうにか僕が、足止めしないと

「じゃあ、ここは任せるからな!」

平助はそう言うと、引き返して言った。

さぁて、こっからどうしようかな♪

多分相手は、僕をまこうとしてる。

まぁ、逃がさないけど?

僕は、少し道を外れ先回りをする。

ハァ、本当はこんな追いかけっこするはずじゃなかったのに……

僕が、二人を見つけた時には、既に着地していた。

そして、何か揉めてた。

「帰ったら、覚えてろ。」

「もう、忘れました。」

えっと~、話かけても良いのかな?

とりあえず、気づいてもらおう。

「とにかく……早く帰「やっと追いついた。」!!」

ちゃんと気づいてもらえるよう、大きめの声で言う。