幕末妖怪物語*

「勝利……輝夜。」

パチパチ

拍手の音が道場に響く。

「神季様、腕を上げましたね。」

黒猫が笑顔で言う。

そりゃ、毎日妖怪相手に刀使ってたら、嫌でも上手くなるよ。

肩こり半端無いけど…………

「3週間で上達は、流石でございます。」

黒猫の言葉に、道場にいた土方達は絶句。

「その3週間、死ぬかと思ったがな。」

僕は、昔から才能はあった。

料理等の家事も完璧に出来るし、

武術は、ほとんど習得済。

ただ、苦手な物が………

「お前……本当に人間かよ?」

土方が呟く。

「人間ですよ。」

あ~、僕どうなるんだろう?

「トシ……どうするんだい?」

「……でも、俺は信じきってねぇ。」

「土方さんって、めんどくさいですね?」

何やら、向こうの方で話し合ってるが……

眠い。