幕末妖怪物語*

「竹刀で……。」

木刀でも良いけど、変な所に当たったら危ないし……

「わかった、ほいっ」

……………え"?

気配で、竹刀が近づいて来るのがわかる。

僕は、難なく取るが……

イラッ

普通投げるか?

イライラしてた。

「神季様、落としましたね?」

人型に戻った、黒猫が立ち上がる。

実は、竹刀を取るのと同時に、黒猫を落とした。

理由は一つ、邪魔だったから。

多分、本人に言ったらめんどくさい事になるだろうから、止めとく。

「ねぇー、早くしてよ?」

沖田が待ちくたびれた様に言う。

「すみません。」

一様謝って、僕は位置につく。

真っ暗だけど……気配でわかる。

特に、沖田は分かりやすい。

めちゃくちゃ、オーラが出てますから。

逆に、僕は気配を消す。

闇に溶け混む様に。