幕末妖怪物語*

「あ、土方さん。その前に聞かなきゃいけない事があるでしょ?」

聞かなきゃいけない事?

「そうだったな、お前妖怪は見えるか?」

……………

『はぁ?』

また、黒猫と同時に声をあげる。

何で、知ってんの!?

沖田も気づいてたし……

「それって、関係ありますか?」

「ある。」

意味わかんねぇ!!

「見えるよ、妖怪。」

僕が、ぶっきらぼうに言うと、

ニヤリと笑う、沖田と土方。

「これは、当たりですかね?」

「だな、沖田にしては、良いもん拾って来たじゃねぇか。」

イライラ

また、僕は意味わからないまま、話が進んでるし!

「神季様、俺もう辛いんですけど?」

黒猫が小声で言う。

「え"?」

「本体に戻りたいんですけど?」

ちょっと待て!ここで、本体に戻られたら……

ポンッ

………………。

沈黙。