も、もう無理。

「黒猫………」

「はい。」

「お前、僕で遊んでるだろう?」

「あ、わかりました?」

絶対、今こいつ笑ってんな……。

殴りたいが、力が入らない。

こんなことで、体力を消耗するとは…。

「帰ったら、覚えてろ。」

「もう、忘れました。」

僕……もう嫌だ。

いろいろと、嫌だ。

「とにかく……早く帰「やっと追いついた。」!!」

帰るぞ。と言おうとしたが……

「追いつかれてんじゃん!!!」

「ですね。」

”ですね。”じゃねぇよ!

僕は、ボソッと言う。

「姿を消せ。」

相手は、一人誤魔化せるだろう。

「御意。」

黒猫が姿を消す。

一緒にくっついてるから、僕も消える。

色んな意味で、便利だ。

まぁ、妖怪と沖田には、聞かないが……。