幕末妖怪物語*

烏は、沖田から離れると人の姿になった。

まじか!?わかってはいたけど、妖怪だった。

でもそれよりも、妖怪は強ければ強いだけ、人に化けれたり、姿を見せれるようになる。

ということは、

こいつただ者じゃない=僕の招待が見抜かれる可能性が高い!!

うわぁ、最悪...

なんか、この時代来てから変な奴にしか合ってないんだけど!

「お前の名前は...」

「はい?」

まるで、つぶやくようにしゃべるせいかうまく聞き取れない。

なのに、俺の聞き返しを無視して、勝手に話を進めていく。

「宗治郎、こいつら二人と俺だけにして欲しい。」

沖田とだけはちゃんとした声でしゃべるのか...

「りょーかい♪終わったら僕の部屋来てね~」

上機嫌な沖田はそう言うと、平助達を連れて行ってしまった。

.....。

この状況で何をしゃべれと!?

隣の黒猫は、もう興味は失せたのかウトウトしてるし!

「お前名は?」

すると、向こうの方から話しかけてきた。

今度はちゃんとしっかりした声で。