幕末妖怪物語*

「…………良いぞ。」

沖田に勝てませんでした。

コイツ、無駄に格好いいんだよな?

たまに、イラってするけど。

いや、いつもかな?

いや、どっちかって言ったら、ウザ「神季様、声だだ漏れです。」

黒猫にそう言われる。

ハッとして、沖田を見ると

「俺ってそんなにウザイ?」

いじけてました。

ま、そんなのは、ほっといて……

「妖怪の皆聞いてくれ!」

集まって、ガヤガヤしている妖怪達に
、呼び掛ける。

そうすると、一瞬で静かになる。

「今夜も、妖怪の暴走を止めてくる。」

僕は、里の結界のギリギリまで行く。

「僕が、帰ってくるまで………村を頼んだぞ?」

『おおおー!!!』

僕の呼び掛けに、答えるように叫ぶ皆。

きっと、こいつらなら大丈夫だ……

「小雪、皆を頼む。」

「はい!お嬢様、気をつけて。」

小雪が、笑顔で答えたのと同時に、結界を出る。