幕末妖怪物語*

そんなこと思ってないくせに……

思いっきり、目が疑ってますが?

新撰組の皆と付き合ってると……だんだん表情の変化がわかってくる。

特に、土方の怒りとか……

沖田も同じで、笑顔が嘘の時がある。

てか、本当の笑顔なんて知らないけど。

でも、あまりにも想夜の笑顔とは違ったから。

なぜか、嘘の笑顔を見ると少し胸が痛くなる。

信用されてないんだなって。

まぁ、こんなに怪しい人をあっさりと信じるのは、近藤さん位かな?

沖田の顔を見つめてずっと考えていたせいか、沖田が不機嫌そうになる。

「なにさ、そんなにこっち見て?」

「え?あ、いや……。沖田さんって綺麗な顔だな~と。」

「へぇ~」

またでた、あの笑顔。

完璧に今のは、怪しすぎたか……。

「それよりさ、神季君に聞きたいことがあったんだ。」

沖田はそういうと、近寄ってきて僕の顔を除き混む。

「ずっと、思ってたんだけど……君っておん……」

ガサガサガサ

風で木が揺れ沖田の声の最後が聞き取れなかった。