幕末妖怪物語*

妖気が続いていると言う事は、きっとこの先に妖怪がちゃんと居ると言う事。

「ビンゴ!」

思わず黒猫が、パチンと指を鳴らして言った言葉にたいして、沖田は首をかしげる。

「びんご?」

ハッとする黒猫と僕。

「僕達の考えた言葉だよ。意味はぴったりとか当たりとかかな?」

僕がフォローを入れると、沖田は納得したようだった。

「じゃあ、これをたどって行こう?」

沖田は、急に黙ってしまった黒猫を不思議そうに見て、歩き出していった。

『ハァ~』

僕と黒猫は同時にため息をつく。

「って、何で黒猫までため息ついてるのさ………。」

かなり、厳しいフォローだったんだけど……。

「すみません。なるべく使わない様にはしてたんですけど……。」

いくら、ここの生活になれても、昔から使ってた言葉等はなかなか消えない。

「神季君~にゃんこ~遅いよ!」

沖田が、こっちを振り向いて手招きする。

僕と黒猫は、顔を見合わせて沖田を追いかけた。