幕末妖怪物語*

揉めてるのを除けば、問題なしやな。

沖田と神季が分かれたのは、良いんやけど………

神季は、本当に気配に敏感だから静かな時とか、一人の時って困る。

いつもは、黒猫らと一緒に居るのに………。

とりあえず、神季の部屋の屋根裏へ行く。

珍しく、気配に全然気づかないらしい。

「珍しい事もあるもんやなぁ。」

わいは、ポツリと呟く。

それと、もう一つ気になる事があった。

神季は、包帯を取り縁側に座る。

それに合わして、わいも動く。

ふと見た表情には、いつもの嫌そうな顔と、悲しさが混じってた。

どうして、そんな顔をしとるかわからへん。

ただ何故か目が話せなくなった。

しばらくすると、下を向き団子を食べ始める。

ここからじゃ、顔は見えない。

だから、気づくのに時間がかかったんや。

「………グスッ」

あの感情をあまり表に出さない神季が__



泣いてる事に。