幕末妖怪物語*

山崎side

「はぁ。」

副長に追いかけられた日から今日まで、わいは神季の監視を続けてた。

あの宴会の日、追いかけられ結局捕まった。

”見つかってしもうて、すみません。”

”それは、良いがこのまま監視は続けろ。”

”え?見つかったのに?”

”あいつらの素性を調べるだけで良いから……”

「日中くっついてろ、か……」

副長の本当の考えは、危険が迫ったときにすぐ助けろってことやろうけど……

頼む相手、間違っとらんか?

素性を調べるのも、本当やろうけど……

優しいんだか、鬼なのかわからへん人やなぁ。

「食べた感想、教えて下さいね?」

沖田の声がした方を見ると、神季も居た。

あの様子やと、何か押し付けられとるみたいやなぁ。

わいは、影から二人を見る。

本当は、出かける時も付いていこうと、思ってたんやけど……

沖田が一緒やから、大丈夫だと思って放っておいた。