幕末妖怪物語*

ちなみに、今から妖怪を懲らしめに行くが、決して妖怪退治では無い。

悪さをしている妖怪達を、正気に戻しに行く。

じゃないと、暴れて人を襲い始めるからね?

流石にそれは僕でも、困る。

陰陽師の類いに、捕まると殺されてしまうから。

僕は、それを阻止しに行く

「おーい、神季?自分の世界に入るな!」

ハッ!!

こいつの存在を忘れてた。

「とにかく、お前は自分の家へ帰れ。」

多分、沖田は帰ってくるまで、待つだろう。

そしたら、深夜まで待つことになる。

ちなみに、季節は春。

沖田は、明日から学校があるはず。

休むことは、僕が許さない。

一様の時のため……

「林檎。」

「はい!」

林檎は、妖狐の子供で、結構強い。

「沖田が、明日学校へ行くまで見張れ。」

僕は、沖田に聞こえる大きさで言う。