「いらない。あ、でも昼食は大盛りで」 「かしこまりました」 私は響に子供達を任せ、自分の部屋に入る。 黒い袴を着て、髪を縛りふっと息を吐く。 部屋から出て、稽古場に行こうとした時。 「すまない」 最近聞いた、あの凜とした低い声が聞こえた。