狐ノ面ト鴉ノ妖怪戦記



「う~、私の可愛い祷が~」


父は頭を下げ、小言を言い始めた。


でも…


「私は華杜家現当主だ。自分に見合う男など選んでられない」


私は黙々と朝食を食べる。


すると、父は急に真剣になって


「でもね、祷はまだ16だ。私に何かあっては遅いから、次を祷に託しただけでまだ祷は、普通の女の子みたいに生活してもいいんだよ?」