狐ノ面ト鴉ノ妖怪戦記



「例えば…男に何か言われなかったか?」


しばらく沈黙が続くが、私は


「それは『以前から華杜さんの事が好きでした、付き合って下さい』じゃないですよね?」



「うわー、やっぱり告白されたんだな祷!」


父は朝ながら大声を上げる。


「先代様、お静かに」


要の一言で、父はしょんぼりした。