狐ノ面ト鴉ノ妖怪戦記



「おはようございます、お父様」


「おはよう祷。でも親子だけなんだから、そんな話し方はやめて欲しいな」


「親子だけじゃないよ、響と要もいるじゃん」


食堂の椅子には父と要が、もう座っていた。


とくにこの4人は、深い繋がりがあるからいつも朝食は共にしている。


まぁ、この2人がいなかったらさぞ楽しい朝食になるのに。


私は渋々、用意された席に座った。