両親と、とあるお屋敷に出向いた時。 退屈な私を、母が連れ出してくれた。 小さな公園で、私は羽が生えた小型の妖怪を見た。 すると母は、私の顔を真っ直ぐに見て 「祷、あなたは特別なの。とってもとっても特別なの。祷に宿るその力、皆が幸せになるために使いなさい」 あの時の母の、優しいようで怖い顔は今でもはっきり覚えている。